サヨナラエリーゼ

　２００６年８月６日。SWに続いて、エリーゼが旅立ってしまいました。

1.何故？

　家を建て替えることになったせいです。建て替え中の三台分の駐車場の確保が難しいことと、費用捻出のため、手放すことになりました。

　今から考えれば、お金のことはなんとかなったのではないかとも思います。また、今から考えれば、アルテッツァを手放して（一年ちょっとでということになりますが）、エリーゼを残す選択肢もあったのではないかと思います。

　ただ、当時、家が二つ状態で、エリーゼにはほとんど乗れなくなっていました。なので、どうせほとんど走らせてあげることが出来ないのなら、ちゃんとロータスらしく走らせてくれる人のところへ送り出した方が良いのではないか、と思ったのです。

　それまで何人かの方から、もし手放すようなら譲って下さいと声をかけられていました。エリーゼを手放すと決断したのが遅く、前の家の解体予定日が迫っていました。結局、声をかけてくださっていた方の中のある方の元へ旅立っていくことになりました。

2.別れの日

　SWの時とは異なり、時間がありませんでした。夜でもエリーゼに乗るのには暑くてつらい夏です。結局、ビデオカメラを搭載してお別れ走行は出来ませんでした・・・。結局、箱根にいったのは、イモビライザー事件の時が最後となってしまいました・・・。

　最後に少しだけ近所を走って、デジカメのビデオモードで少し録画しただけです。その当時から、もっとちゃんと別れを惜しむべきだったと後悔していました。外から撮影した走ってるエリーゼの映像は、最後の最後に走り去っていく姿を撮影したものだけになってしまいました。

　最後の日のエリーゼ

3.その後

　ありがたいことに、その後、時々、様子をメールで教えていただけています。元気に走っていることが分かるというのは非常にうれしいことです。どこかのショップに売れば、代価としてはもう少し得られたかもしれません。が、それこそ、今生の別れとなってしまいます。連絡することが出来る人のところにいれば、様子を知ることも出来ますし、もしかしたら、また、我が家へ戻ってくることがあるかも・・しれません。そういう意味では、これでよかったのだと思います。

　元気でね、そしてずっとかわいがってもらうんだよ。もし、戻ってきたいと思ったら、いつでも帰っておいで!でも、ずっと今の家にいて幸せであることを祈っているよ。